平成28年4月に旧内海病院と旧土庄中央病院が統合し小豆島中央病院として開院しました。
以前は小豆島の内海地区および土庄地区にそれぞれ病院がありましたが、島の中央である池田地区に新たに建てられました。
新しくなった薬剤部をご紹介したいと思います。
薬剤部は2階にあります。ワンフロアですべての業務を行えるように設計しました。
234床の中小病院です。調剤室では業務の担当は決めずに手の空いた薬剤師が何でもやります。
全て最新のシステムを導入しました。
機械やシステムにまかせる部分はまかせて薬剤師本来の業務に注力できるようにしています。
調剤支援システムはタカゾノのSOLNETです。
製剤室および無菌室です。
無菌室はTPN調製用の陽圧無菌室および抗がん剤調製用の陰圧無菌室を揃えています。
注射作業スペースです。
調剤助手4名で注射のピッキングおよび院内すべての配置薬を管理する医薬品SPDを行っています。
薬剤師でなくても行える業務は調剤助手にまかせて薬剤師本来の業務に注力できるようにしています。
病棟薬局です。
全ての階に独立した病棟薬局を設計しました。階によっては2病棟ありますので2名業務ができるようにしています。
服薬指導支援システムはinfocomのPICSを導入しています。また医薬品情報検索システムDICS、病棟薬剤業務支援システムWardMeisterも導入しています。
スタッフ室です。
ここではスクリーン、プロジェクタを備えておりWeb講演会やメーカーによる説明会を開催することができます。
離島のデメリットをなくすため、院内にいながら情報収集ができるようにしています。
2病院が統合したことにより小豆島における基幹病院は小豆島中央病院1つになりました。
今後、小豆地区は高齢独居、認認介護等により在宅医療の必要性が急激に高まると予想されます。
当薬剤部としては、病院薬剤師としての活動はもちろんのこと、現状、島内ではほぼ受け皿のない在宅薬剤管理業務の実施を視野に入れ人員配置を進めていきます。
先日から各大学の就職説明会に参加し、たくさんの学生さんに興味を持ってもらって病院見学に来てもらいました。
今後、島内の様々な疾患の患者を受け入れ、安心して医療を受けてもらえるように小豆島ならでは、中小病院ならではの病院薬剤師業務を展開していきます。
タツミチ